サブプライム問題で銀行多額損失計上、そして人々の運命も変わる
最終更新日:2008年2月22日
(ブログ記事掲載日:2008年1月30日)
(ブログ記事掲載日:2008年1月30日)
サブプライムローンをくみこんだポートフォリオの損失が膨らみ、みずほ、三井住友等日本の大手銀行グループが多額の損失を計上するそうである。
こうしたニュースを聞くと、銀行や日本経済の行く末が不安になるけれど、心を静かに落ち着けてみれば、たくさんのお金をもうけているのだから、ちょっと損失が増えたくらいでそれほど悲嘆する必要はないと思える。何より大手銀行に勤めることさえできず、苦しんでいる人は日本にもそこら中にいるのだから。
眼を狭い領域に向けてみよう。
銀行で同問題の担当者は、ものすごいストレスにさらされているだろう。損失をこうむって職員の給料はダウンし、家族の生活にも影響が出るかもしれない。
けれど、眼を街や地方に向ければ、もっと苦しんでいる人がいる。心を落ち着けたほうがいい。
さらに日本のニュースだけでなく、世界のニュースを見渡せば、世界には富裕層もたくさんいるけれど、貧困、飢餓、疫病で倒れていく人がたくさんいる。1日1ドル以下で暮らす人々もたくさんいる。
こうした現実を前にしては、サブプライムローンの損失で数十億円の赤字が計上されても、たいした影響はないようにも思える。
しかし、世界経済は連動している。アメリカの景気が落ち込み、日本も落ち込み、サブプライムの問題は世界中の多くの人の人生を、運命を変えることになる。
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